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初心者でもわかる主要諸元

こんにちは、岐阜大学自動車部です。
今回は車の購入時に、役立つ内容について解説します。

まず、車の購入する場合、ネットで検索したりショールームで展示してある現車をみたりするのに加えて、基本的にカタログを見ることでしょう。
カタログには、車の写真、その車の注目してほしい機能等が載せられています。
その中で、「主要諸元」として車の性能がまとめて書いてあるページがあります。
そこには、いろいろな数字が書かれていますが、車に詳しい人でもない限り、一般の方が見ても分からないことが多いのでないでしょうか?

そこで今回は、ひとつひとつ簡単に解説していき、今後の車購入時に役立ててもらえれば幸いです。
また、主要諸元に書いてあることすべては解説できませんが、自分は車に対してあまり詳しくないという、車のことが全く分からない人でもわかるように解説していこうと思います。

見ているだけで、楽しいカタログ
見ているだけで、楽しいカタログ

車のカタログ
車のカタログ

<主要諸元の例>
①タイプ
②駆動方式
③車名、型式
④トランスミッション
⑤全長、全幅、全高
⑥ホイルベース
⑦トレッド
⑧最低地上高
⑨車両質量、乗車人数
⑩客室内寸法
⑪エンジン
⑫電動機(モーター)
⑬主要燃費向上対策
⑭最小回転半径
⑮変速比、減速比
⑯タイヤ
⑰主ブレーキの種類、形式
⑱サスペンション方式
⑲スタビライザー形式

主要緒元の記載ページその1

主要緒元の記載ページその2

主要緒元の記載ページその3
主要緒元の記載ページ

解説

①タイプ

車のランクが書いてあります。例えば、ハイブリッド車であるか、ガソリン車であるか、スポーツ系であるかなどが分かります。

②駆動方式

自動車の駆動方式は、FF、FR、RR、MR、4WDと5つに分類されます。
4WDを除いた、4つの駆動方式は端的に言うと、初めのF、R、Mはエンジンの位置がフロント、リア、前後の車軸の間(ミドル)にあるかを示しており、後のF、Rは駆動輪がフロントかリアかを示しています。

FF車の駆動方法
FF車の駆動方法

「FF」:現在の自動車の駆動方式で一番多い型式となっています。
フロントエンジン・フロントドライブの略です。
フロントにエンジンがあるため、前輪に大きな荷重が加わり、地面との摩擦が大きくなり、地面を押す力が強いため、雪道でもFRより安心して走れます。
また、力を伝える機構が単純のため、コスト面でもメリットがあり、室内空間も広く取れます。

FR車の駆動方法
FR車の駆動方法

「FR」:スポーツカーや高級車に多い駆動方式です。
フロントエンジン・リアドライブの略です。
前輪で操縦、後輪は駆動と役割が分担しているため、FFより高出力化でき、ハンドリングは軽快で楽しく運転できます。

RR車の駆動方法
RR車の駆動方法

「RR」:1960~70年代の小型車に多く採用されていました、リアエンジン・リアドライブの略です。
後ろにエンジンがあるため、ボンネットに収納スペースがあるのがほとんどです。
機械的に自動車の主要部分が車体の後部へ押しやることができるため、前部には操縦装置のみで室内空間を広くとれます。
また、後輪に荷重がかかり、地面との摩擦が大きく、加速力に優れています。

MR車の駆動方法
MR車の駆動方法

「MR」:F1などのフォーミュラーカーやスーパーカーの多くに採用される駆動方式です。
ミッドシップエンジン・リアドライブの略です。
車体の重心に荷重がかかり、力学的にバランスが良いため、運動性能に優れています。
また駆動系もFF、FRと比べてシンプルなものになります。
「4WD」:4 Wheel Driveの略です。またAWDとも呼ばれます。
高出力の車に向いている駆動方式です。雪道の登りなどでは有効になります。

ランクルの型式:CBA-URJ202W
ランクルの型式:CBA-URJ202W

③車名、型式

そのままの意味で、車の名前と型式が書いてあります。
カタログの車名は「通称名」が記載されます。
車検登録上での「車名」は、クラウンならトヨタとメーカー名が記載される事がほとんどです。

④トランスミッション

AT(オートマチック)かMT(マニュアルシフト)のどちらかを示しています。
CVTはATの一種です。
ATは自動でシフトアップするため、自分でギアを変える必要はなく、楽に運転できます。
MTは速度に応じて、最適なギアを自分で調節する必要があります。

⑤全長、全幅、全高

全長は自動車の前後の長さを言っています。
全幅は自動車の横幅を言っています。
1.7mまでは5ナンバーサイズ、1.7m以上は3ナンバーサイズになります。
全高は自動車の高さを言っています。
立体駐車場などには制限があるときがあるため、注意が必要です。

全長/全高/全幅とは
全長/全高/全幅とは

⑥ホイルベース

前後タイヤの中心間の間隔です。
広ければ、走行が安定し、車内スペースが広くなります。

ホイールベースとは
ホイールベースとは

⑦トレッド

左右のタイヤ中心間の幅です。
一般的に広いほうがコーナリングで安定します。

トレッド/最低地上高とは
トレッド/最低地上高とは

⑧最低地上高

車体のマフラーやサスペンションメンバーと地上との距離です。 低いほうが、重心が低くなるため、走行が安定します。

⑨車両質量、乗車人数

そのままで、車の重さと乗ることができる最大人数が書いてあります。 重さが軽いほど燃費がいいですが、高速では不安定になりやすいです。

⑩客室内寸法

そのままで客室内、縦横幅の長さが書いてあります。

⑪エンジン

エンジンの欄にはエンジン型式、エンジン種類、弁機構、総排気量、内径×行程、圧縮比、燃料タンク容量、最高出力、最大トルクが書いてあります。

(エンジン型式)

エンジンの型番が書いてあり、購入時には全く気にする必要はありません。

(エンジン種類)

直列やV型などが書かれています。
またシリンダー数及び配置も書かれている場合がありますが、特に気にする必要はありません。

(弁機構)

DOHCやSOHCなどが書かれています。

補足ですが、弁機構とは4サイクルレシプロエンジンにおいて、通常固定されている吸排気バルブの、開閉タイミングやリフト量を可変とする機構のことです。
弁機構についての記載も購入時には特に気にする必要はありません。

(総排気量)

エンジンの内部でのガソリンなどの燃料が燃える部分の容積のことを言います。
一般には「○○○○㏄」「○○L」という単位で書かれています。
この数字が小さいと自動車のエンジンのパワーは小さくなり、逆に大きいとエンジンのパワーは大きくなります。
これは車の特性を示す最大の特徴ですが、排気量は自動車税の価格に関わってくるので注意が必要です。

(内径×行程)

内径は「ボア」とも言い、ピストンが往復運動するシリンダー内側の直径を示した数字です。
行程は、「ストロース」とも言い、ピストンが往復運動する距離を示しています。
内径の数字よりも行程の数字のほうが大きいタイプのエンジンを、ロングストローク型エンジンと呼び、逆に、内径の数字のほうが大きいタイプを、ショートストローク型エンジンと呼びます。
内径と行程の数値が同じになるほど、出力とトルクのバランスが良くなります。

(圧縮比)

ピストンが吸い込んだ混合気の割合です。
特に気にする必要はありません。

(燃料タンク容量)

そのままの意味で、燃料タンクにどれだけの燃料が入るかを表しています。

(最高出力)

エンジンが発生する最高の出力を示しており、いわば、馬力といわれる部分です。
最高出力は車の速さを示す指標なので、値が大きければ力強い車となります。
主要諸元には、よく110ps/6000rpmなどと書かれていますが、最初の110が最高馬力を、後の数値はその最高馬力を発生するエンジンの回転数を表しています。

(最大トルク)

エンジンの回転数を示しています。
馬力との違いは、馬力は速さですが、トルクのある車は低回転数からでも少しのアクセルですぐに回転数があがり、加速してくれるというイメージ的な違いです。
つまり、最大トルクとは完全停止状態から加速状態にもっていくためのエンジン出力軸の回転力を示す指標です。
主要諸元には、13.7kgm/5000rpmなどと書かれていますが、最初の数値が最大トルクを、後の数値がそのトルクを発生するエンジンの回転数を表しています。
回転数が低いほうが街乗りには向いていると考えられます。

⑫電動機(モーター)

電動機にも最高出力と最大トルクが書かれており、意味はエンジンのところで解説したこととほとんど同じです。

⑬主要燃費向上対策

主要燃費向上対策とは、エンジンへの負担や無駄なエンジンの稼働を減らし燃費を向上させようというものです。

今では、アイドリングストップ装置などがあります。

⑭最小回転半径

最小回転半径とは、ハンドルをいっぱいに回した状態で旋回するときに、外側のタイヤが通る軌道の半径という意味です。
タイヤの切れ角を大きく取れるほど小回りが利くため、ほかのことにも関連してきます。

⑮変速比、減速比

変速比や減速比は車の加減速に大きく影響する数値です。
エンジンとタイヤのつなぎ方を変えることを変速というので、トランスミッションの性能を表しており、車の性格を表しているとも言われます。

⑯タイヤ

ここでは195/65R15 91Hと書かれていますが、初めの数値はタイヤ幅の呼称であり、次に偏平率、ラジアル構造、リム径の呼称、ロードインデックス、速度記号を表しています。
それぞれの解説は、今回は省かせていただきます。

⑰主ブレーキの種類と型式

そのままの意味でブレーキの種類、型式が書かれています。
一般的に乗用車のブレーキ機構は油圧式ブレーキが採用されています。
近年の中型・大型のトラックやバスは、エアブレーキ(空気ブレーキ)が使われています。

⑱サスペンション方式

ここでは、サスペンションの形式について書かれています。 多くの量産車で採用されているのはストラット式サスペンション(または、マクファーソン・ストラット式)です。
他には、比較的安価な量産FF車の後輪に使用されていることが多いのは、トーションビーム式サスペンションで、スポーツカーや上級車種に採用されているのは、ダブルウィッシュボーン式&マルチリンク式サスペンションです。

⑲スタビライザー形式/h5>

スタビライザーとは、車体のローリング(ねじれ:乗り物など前後・左右・上下が決まった物体が、前後の軸に対して回転あるいは傾斜すること)を防ぐため、サスペンションに追加される部品のことです。

ランクルのカタログ表紙
ランクルのカタログ表紙

以上のように①~⑲と19個の項目にわけて、主要諸元に書いてあることを初心者にわかりやすいように解説しました。

主要諸元にはこのように、車の性能を詳しく、具体的に数値でまとめてあるので、大切な資料であることが分かります。
主要諸元を見る人と見ない人がいるとは思いますが、今後の車購入等に役立てていただければ幸いです。
また、この解説はとても簡略的にまとめているので、よりくわしく知りたい方は車大好きと言えるでしょう!

(執筆:岐阜大学自動車部)

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