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自動車の税金と廃車。

今回のコラムは、年度末の3月ということもあり、自動車に関わる税金について書きたいと思います。年度を跨ぐ前に、乗らない車を抹消しないと税金が来てしまいます。今回は、自動車税について詳しく解説するとともに、実例として、車種をあげて税制度を解説したいと思います。

このコラムで私が解説の対象とするのは、ランニングコストに当たる『自動車税』『重量税』です。自動車税は、自治体によりますが、5月の上旬ぐらいに家に払込書が送られてきます。重量税は、車検のときに徴収される税金です。ユーザー車検を行う際に、貼る高い印紙を貼りますよね。

自動車税について

まずは自動車税についてです。これは、用途と排気量で決まる税金です。用途に関しては、自家用と事業用があります。読者のみなさんは多くの方は、自家用として自動車を登録していると考えられるので、自家用を例に挙げお話します。普通車は、以下の通りの税金が毎年課される事になっています。

1,000cc未満 29,500円
1,000cc以上1,500cc未満 34,500円
1,500cc以上2,000cc未満 39,500円
2,000cc以上2,500cc未満 45,000円
2,500cc以上3,000cc未満 51,000円
3,000cc以上3,500cc未満 58,000円
3,500cc以上4,000cc未満 66,500円
4,000cc以上4,500cc未満 76,500円
4,500cc以上6,000cc未満 88,000円
6,000cc以上 111,000円

ちなみに、これは基本の金額であり、エコカー減税というものが存在します。これは、新車登録の翌年度分について、税額の優遇が行われるという物です。排気量帯により、金額は多少の際がありますが、燃費基準の達成度に応じて2分の1から4分の1ぐらいまでに税額が下がるというものです。ですが、新車登録の翌年度のみなので、我々自動車部員には全く関係なく、縁遠い話です…。

むしろ、これからお話する13年経過車の話題のほうが重要ですね。自動車税は、初年度登録から13年経過した物は、割増で課税を行われるのです。

自動車部に存在する車は、13年経過車両が大多数です。今が2019年なので、13年前の車といえば、2006年の車ですね。具体的にうちの部で言えば、Z27AGコルトラリーアートバージョンRや、ZC31スイフト、ZZW30 MR-Sなどが該当します。現代の自動車部車両の中でも、ちょっと新しいかな?という世代の車ばかりですね。下の写真は、Z27AGコルトラリーアートバージョンRです。(画像は2008年式でもう少しで13年経過です。)

コルト
<コルト>

これらの車での課税額は、以下の通りです。

差額
1,000cc未満 34,000円 4,500円
1,000cc以上1,500cc未満 40,000円 5,500円
1,500cc以上2,000cc未満 45,500円 6,000円
2,000cc以上2,500cc未満 52,000円 7,000円
2,500cc以上3,000cc未満 59,000円 8,000円
3,000cc以上3,500cc未満 67,000円 9,000円
3,500cc以上4,000cc未満 76,500円 10,000円
4,000cc以上4,500cc未満 88,000円 11,500円
4,500cc以上6,000cc未満 101,500円 13,500円
6,000cc以上 128,000円 17,000円

年に1回とはいえ、学生の懐には痛い金額が割増されてしまいます。ちなみに、ここまで普通車の税金について記して来ましたが、軽自動車の場合は、税の名称も名前通りに自動車税ではなく軽自動車税と変化します。金額としては、13年未満は10,800円、13年以上で12,900円という形になっています。

私の個人的主観ですが、軽自動車は維持費の安さを売りにしていますが、1,000ccクラスのコンパクトカーとの装備や動力性能の差を考えれば、ここまで税制度において差をつける必要があるのかと感じます。それこそ競技思考で考えれば、660ccターボと1,000ccNAを比較した場合は、ターボ係数から考えてもほぼ同じクラスと言っても過言では無い訳です。

更に、現代は軽自動車の価格が高騰傾向にあります。車体金額だけで見ると、コンパクトカーの下位グレードを超える金額になっている車種も存在しますし…。数年前に、あるメーカーの上の人の「軽は貧乏人の車」発言が物議を醸した事もありました。しかし、現代の軽自動車の立ち位置は、貧乏人の車では無くなってきています。

何故年度末までに廃車なの?

ここで話題をなぜ年度末までに廃車なのか、という事に移したいと思います。この自動車税は、4月1日時点での所有者に対して課税される物なのです。つまりは、乗らない車・売りたい車は、課税される前に処分してしまう。これが節税につながる為、年度前に処分するのがいいんですね。

もし年度末を過ぎてしまったら、普通車の場合、月割りで払わなくてはなりません。しかし、軽自動車の自動車税は戻ってきません。軽自動車は全額払い、月割りで戻ってこないのです。

重量税について

次は、重量税についてです。これは廃車時期とは関係ないのですが、年経過という税制における重要なワードが出てきた為、まとめて説明しようと思います。

ちなみに、これ以外にも自動車には様々な税金がありますが、我々自動車部員はユーザー車検を行う事も多く、あの印紙をペタペタと貼った事が有る人が多いように感じます。(筆者は1度貼る場所を間違えて、窓口の方に迷惑をかけてしまいました…。)

重量税は、その名の通り自動車の重量に応じて課税される物ですね。金額は以下のとおりです。

500kg以下 8,200円
1,000kg以下 16,400円
1,500kg以下 24,600円
2,000kg以下 32,800円
2,500kg以下 41,000円
3,000kg以下 49,200円

とはいえ、これはあくまでも登録13年未満の車のものです。先程も述べた通り、自動車部員には縁遠いことの多い車種の金額なのです…。ちなみに重量税に関しては、自動車税と異なり13年以外に18年にも、もう1つ金額がアップします。アップした末の金額を13年経過、18年経過の順に記します。

13年経過 18年経過
500kg以下 11,400円 12,600円
1,000kg以下 22,800円 25,200円
1,500kg以下 34,200円 37,800円
2,000kg以下 45,600円 50,400円
2,500kg以下 57,000円 63,000円
3,000kg以下 68,400円 75,600円

うーん…。高い…。「18年経過の車種なんて誰が乗ってるの?」と思われるかもしれませんが、DC2インテグラRやEK9シビックR、SW20のMR2なんかは、18年経過車両にもかかわらず、今でも自動車部で主力として戦い続けています。下の写真はSW20型MR2です。(3型なので、文句なしに18年以上経過車両です。)

MR2
<MR2>

重量税も、軽自動車は別で金額が設定されており、13年未満では6,600円、13年経過で8,200円、18年経過だと8,800円という金額設定になっています。

再度私の個人的感想ですが、重量税自体が平成21年に法改正される以前は、自治体が道路の為に使うことが定められていました。私なりに解釈するならば、重量がある物が走ることで道路を痛めるので、それを補修する金額を重量に応じて負担すべきではないか、という発想の元に作られた税金であったにもかかわらず、経過年数で、税金が変わる事は違和感を覚えますね。

更にいえば、軽自動車が優遇を受けている件についても、現在の軽自動車は軒並み800kg付近のモデルが多いにもかかわらず、普通車とは別枠で扱われる事も疑問です。重量が近しくとも、エンジンパワーが異なるので、道路の摩耗度合いが異なる、という考え方もあるのかもしれません。しかしそれは、上に記した自動車税で、排気量によってパワーの代償は支払っているように私は感じます。(この事に関しては二重課税では無いかという議論も存在しますが…。)

どうやって自分の車にかかる税金を知るの?

以上のような税金が有る中で、自分の車がどの年式・どのカテゴリに属しているのか、という事を簡単に知る方法は、車検証を見ることです。下の写真は、筆者の私物の車検証です。

車検証
<車検証>

赤枠のところが、初めて登録された年度と月、黄枠のところが車両重量ですね。つまり私の車は、2008年式の1,110kg。11年経過車両の1,500kg未満ということです。再来年から税金アップ…。2年後におびえて日々過ごします…。

買い替えのタイミングって?

今回の記事を読んで、車の買い替え時期などを検討してくださる方がいらっしゃれば、私は個人的にとても嬉しいのです。どのような場合がオススメなのか。そしてどの様にすればよいのか。ということを、この項目では記そうと思います。

まず、どのようなタイミングなら買い換えを検討しても良いのか、という件ですが、上に車検証の画像を示したコルトの様に、6月などが車検の車ですね。私も、この車は年末年始に買ったのですが、これを私に売ってくれた方は、きっと年が変わってすぐに車検が有るため手放したのでしょう。もっとわかりやすく言うのであれば、4月から近い所で車検が切れてしまう車両、と言って差し支え無いでしょう。

4月に切り替わった段階で、名義を持っていた人に自動車税が課されますが、せっかく1年分払ったとしても、すぐに車検が来てしまうために、乗り換えを検討する事になる可能性もあります。(もちろん乗り換えた場合、税金は還付されますが面倒ですし…。)

とりあえず、4月から近い所で車検が切れてしまう車両を所持しているのであれば、乗り続けたいのか否かをよく検討した方がいいです。車検代が高額な場合や、乗り換え希望が明確な場合は、年度が切り替わり課税される前の廃車を検討すればよいのでは無いでしょうか?

廃車ってどうやるの?

最後の話題は廃車についてです。車をお店で購入し、お店で処分をお願いする人には、全く縁のない話題なのかもしれませんが、廃車はとても簡単です。やることは、廃車屋さんに連絡して日時を打ち合わせ、書類を用意して、当日車を持っていってもらうだけです。ウチの部も、先日部室の車両整理を行いましたが、とてもあっさり完了しました。

使用済車両積込み風景
<使用済車両積込み風景>

こんな感じで、車を持っていってくれます。基本的に、高年式で買値が付くような車で有れば多少価格は付きますが、過走行や低年式の車・人気車種以外の車は、値段が付かない事があります。そんな場合でも、買取りして頂ける業者様もいらっしゃいます。

私は、廃車をお願いするまでは、もっとめんどくさいとおもっていました。私が依頼した業者様は対応もとてもよく、丁寧に説明してくれました。引取に来る時間も、私にあわせてくれ、煩わしい事は何一つありませんでした。

私のように、車の処分はめんどくさいのではないかと、考えている方もいるいと思いますが、まずは電話やメールフォームで相談することです。意外と、簡単に廃車できると感じるはずです。もし、廃車で悩んでいるのであればまず相談です。コラムを読んでいただきありがとうございました。

執筆:名古屋大学自動車部

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